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キャンドルジュン【2】 なぜ別居・離婚で幸せになれるのか

キャンドルジュンさんの宿命

キャンドルジュンさんにとって、なぜ別居や離婚という生き方が幸せにつながるのかというと、それがジュンさんの宿命にあっているからです。

ジュンさんの宿命の大きな特徴といえるのが、「宿命二冲殺(※1)」です。宿命二冲殺はおおむね以下のような傾向を持ちます。

・自力で人生を切り拓いていくしかない。
・自分を支える者がいない。
・目に見える現実世界(肉体面)で力を発揮することが難しい(※財力や他者に示すことができる権力等、目に見える現実世界での力を得ること)
・目に見えない、他者に分かりにくい精神世界(精神面)に活躍の場を見出すと幸福を得られる(※幸福とは成功やお金を稼ぐことに限らない)。
・妻を得た場合、正当な跡取り(算命学では男児)に恵まれ難く、女系家族を形成し易い。
・妻を得ない場合、目に見えない精神の世界において人格等が高みに上っていく。
・非常に純朴な性格で、あるがままに生きることが望ましい。

ジュンさんは子丑天冲殺(※2)を持つ宿命二冲殺で、「子丑生年天冲殺(※3)」と「子丑生月天冲殺(※4)」を持ちます。それぞれに特徴があるのですが、この2つを併せ持っていると、上記のような生き方が望ましい、開運する、という宿命になっているのです。

記者会見の様子を見ると、ジュンさんは準備・受付・進行まで全て一人でまかなっていたそうです。また、ジュンさんの「すべての人の心に灯火を」という訴えは、精神世界の活動といえます。宿命二冲殺の特徴が、ジュンさんの生き方には色濃く出ているように見えます。そして妻を得ない場合、または妻を失った場合、ジュンさんは精神世界での成長を得られるという宿命なのです。

また「子丑天冲殺」の特徴は、北方(精神の過去・結果)が欠けるため、本来そこに収まるはずだったエネルギーが、逆方向の南方(精神の未来・始まり)に向かうことにあります。南方へのエネルギーが非常に強くなります。その南方は精神の未来を示すと共に、「火性」を示しています。文字通り、火性は火や明るさを示しています。「すべての人の心に灯火を」というのは、まさしくジュンさんが宿命に支えらえた使命ともいうべき活動なのです。

しかし、北方から南方への流れは「鳳閣星(火)→×龍高星(水)→×禄存星(土)」という並びとなっていて「水剋火」「土剋水」と全てが相剋の関係となっています。「禄存星」という魅力本能を発揮し、精神の未来に向かって自らの考えを伝えるという役割なのですが、その役割を全うするためには苦労が絶えず、逆風の中を進むということになります。

だからジュンさんの運命は暗い、と判断してはいけません。これは苦労があったとしても、ジュンさんは乗り切ることができる、ということを意味しているのです。そしてその苦労を乗り越えてこそ、精神世界に生きるジュンさんは、さらにその高みへと昇っていくのです。

子丑天冲殺と宿命二冲殺による3つの行き場を失ったエネルギーの流れが南方へ集中するジュンさん

※1 宿命二冲殺
天冲殺の十二支が干支に2つ存在する宿命天冲殺で、生涯にわたって持ち続ける天冲殺。子丑天冲殺のジュンさんは、月支と年支にそれぞれ「丑」があるため宿命二冲殺となる。母親の場所(年支・東方)と家系(月支・中央)の流れが欠落を示している。

※2 子丑天冲殺
先祖・両親・目上の存在からの恩恵を受けづらく、自らが起点となってあたらしい家系を作り出す「初代運」。北方の器が欠落することによって、行き場を失ったエネルギーが反対方向の南方へ向かうため、子供や目下の存在を気に掛ける。明るさ、楽しみを求めて生きる。

※3 子丑生年天冲殺
年支・東方(現実の未来・母)が欠落している。現実の世界や母との縁が薄い。子丑天冲殺による北方(精神の過去)欠落だけでなく、東方欠落も加わることにより、南方(精神の未来)へ向かうエネルギーがさらに強くなっている。

※4 子丑生月天冲殺
月支・中央(現実の現在・家系)が欠落している。その状態で、子丑天冲殺による北方(精神の過去)欠落により、南方(精神の未来)へ向かうエネルギーが強くなっている。家系から逸脱(家業を継がない、親元を去る)と、現実の世界で成功者となりやすく、順当に初代運を発揮する。ジュンさんの場合は、夫が妻に婿入りすることで家系逸脱という開運条件を達成している。

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